WGP中盤。非公式戦(インターミッション)として「ロイヤルフェスティバルカップ」が高速道路を利用して大規模に開催される中、突然謎のマシン・ガンブラスターXTOとその持ち主リオンが現れた。しかしRFカップ参戦車両は全車ともガンブラスターに追いつかれた途端謎のバグが発生してしまい、結果バックブレーダー、ビークスパイダー・ゼブラとクーロンはクラッシュで粉々に砕け散ってしまう。それどころかジャミンRGに至っては、近隣のビルに窓ガラスを突き破って突入してしまった。 結局なぜかガンブラスターの影響を受けなかったTRFビクトリーズがレースの勝者となるが、WGPに正式参加していないガンブラスターが先にゴールした為、豪は納得がいかないとガンブラスターを追いかけてしまい、烈達ビクトリーズのメンバーも渋々とそれを追いかける事に。 実はリオンはGPチップの開発に関わった科学者クスコ博士の息子で、GPチップの完成に遅れた結果、WGPに参加が間に合わなかったレーサーでもあった。ガンブラスターは、WGPの中盤になってようやく完成した新GPチップ「タイプγ」が原因で、怪電波を発しながら暴走する「走る電波兵器」と化してしまったことが判明する。ガンブラスターがこのまま暴走を続けたら前述のバグのように都市の全機能を滅茶苦茶にしてしまうと判断した開発者のクスコ博士は、ガンブラスターを破壊することを決定(スコシオ事務補佐官に至っては、SPF〈後述〉の戦闘機を撃墜させたことから兵器転用を懸念していた)。特殊部隊「SPF(スクランブル・ペンタゴン・フォース)」が出撃し、戦闘用の戦車型マシン「ミニ八駆」で、ガンブラスターへの攻撃を開始する。 またその一方で、仮にSPFに攻撃されなくともガンブラスター自身が走行時に受ける負荷で自己崩壊する危険も孕んでいた。 ビクトリーズとリオンは、ガンブラスターが破壊される前に、そして自己崩壊してしまう前に暴走を止めるべく必死でガンブラスターを追いかける。