レストランの開店を間近に控え、岸野(伊藤英明)はテレビの取材を設ける。新吾(松岡昌宏)はインタビューを受けたが、生徒たちのはしゃぐ姿を見て、集中力が切れることを心配。新吾は開店前日に生徒たちの担当を発表し、集中するよう注意を促す。だが、レストランは想像以上に盛況となり、生徒たちは緊張する。
開店したばかりのお店で食中毒騒動が起こる。だが、腹痛を訴えた老人の様子から食中毒ではなかったことが判明し、新吾(松岡昌宏)と岸野(伊藤英明)は胸をなで下ろす。そんな二人に定俊(原田芳雄)は、老人が仮病を使った理由を考えるよう諭す。一方、騒動を起こした老人の真意を悟った陽介(神木隆之介)、真衣(川島海荷)らは新メニューを作ってお年寄りに喜んでもらえるレストランにしたいと主張する。
レストランの評判を聞き付けた関西の自治体が視察に訪れることになった。だが、戸倉(金田明夫)が誤ってレストランが休みの日に視察日をセッティング。さらに、仕込みをする前日は、生徒が遠足で不在だと分かる。困った戸倉は、新吾(松岡昌宏)になんとかしてほしいと懇願。岸野(伊藤英明)から断るよう言われていた新吾だったが、腕を試すいい機会と考え、一人で20人前の和食コース料理を作ることに。ところが、遠足に行っているはずの陽介(神木隆之介)が、レストランで仕込みをする新吾の前に現れる。
オープンから約1カ月がたち、高校生レストランが軌道に乗り始めた中、新吾(松岡昌宏)は突然生徒たちに作業の配置替えを告げる。厨房の中心だった陽介(神木隆之介)や真衣(川島海荷)もホールに異動。生徒たちは、急な展開と慣れない作業に不安を覚える。一方、地元野菜の即売所作りを進める岸野(伊藤英明)は、農業連盟会長を務める佳世(大野いと)の父・重雄(西村雅彦)と対面。だが、佳世がホール担当に変わったことに不満を持つ重雄から、即売所作りの協力を拒まれる。
毎年、調理クラブのメンバーが出場する料理コンクールの時期が近づき、生徒たちは盛り上がっていた。だが、レストランが開店して1カ月たつ生徒たちを見て、新吾(松岡昌宏)は「おまえたちにはまだ実力が備わっていない」と出場しないことを決定する。学校としても出場してほしいと願う校長・岩瀬(平田満)は、文香(板谷由夏)に新吾を説得するよう依頼。