タクシーで自宅に戻った耕介は、2人を庇うため、自ら放火をしてしまう。羽村は繭に一緒に新潟に行こうと約束するが、翌朝一人で姿を消し、羽村は新庄から上野駅発のエル特急あさまで見送られる。しかし、置き去りにしたはずの繭は、同じ特別急行列車にいた[3]。二人は普通列車の椅子に寄り添い合い、小指に赤い糸を結びつけて、静かに列車に揺られるのだった。