木ノ本大助(賀来賢人)・今井裕樹(柄本時生)・奥田一平(落合モトキ)のこの日の清掃場所は、音楽アプリ会社「fabulous crew」のオフィス。社長の能は残っているもの全て廃棄していいという。だが見回すと能をはじめ社員たちの仲良さげな写真が。起業当初から子供の頃の写真まであり、本当に廃棄していいのか躊躇してしまう。またほとんどの家具がレンタル品だったが、能はその事実をまったく知らず「なんにもわかってなかったんだな」とショックを受けた様子で…。 能は「fabulous crew」は幼馴染の牧田、荒川と学生時代に起業したと語る。最初は能が借りた青山のマンションがオフィスだったが、開発したアプリがヒット。すぐ軌道に乗り錦糸町へ移転した。だが突然ある事実が発覚し会社をたたむことに――。一体何があったのか? 一方、大助らは“幼馴染3人で起業”という同じ状況の会社のなりゆきに、思わず自分たちを重ねてしまう。
木ノ本大助(賀来賢人)・今井裕樹(柄本時生)・奥田一平(落合モトキ)は、車中でいつものようになみえ(濱田マリ)・かおる(光石研)の地元FM番組を聞きながら、フィリピンパブ「サラマッポ」の清掃に向かう。「サラマッポ」は、ひどく雑然としていたが、そこには理由があった。違法な連れ出し行為…つまり売春をあっせんしていたことが発覚して閉店に追い込まれたのだ。 そんな事件の影響は店員にも及んでいた。錦糸町育ちのミカ(矢野あゆみ)は店の裏の顔を知らぬまま働いていたが、実は母親がフィリピン人で日本国籍がない。この一件で不法就労がバレてしまい、母娘共にまもなく国へ強制送還されることになった。その事実を幼馴染の喫茶店「デルコッファー」店長・高橋心音(さとうほなみ)に打ち明けるが、やがて事態は思わぬ方向へ――。