「ピアノがほしい」と、クラーケンイマジンに望んだという、件のピアニスト。だが、イマジンがピアノをもたらしても、記憶の扉は開かれなかった。彼の本当の望みとは? 良太郎とウラタロスの捜査が始まる。そして、次第に暴かれていく、桜井侑斗との意外な共通点。“時間”と“記憶”との関係に迫ったとき、良太郎は……。