お互いの事を理解しているのに、どこかギクシャクするたまきと浪馬。心配した図書館司書のふみは、雨堂と砂吹からたまきの中に子供の頃に出会った“誰か”が今でも棲んでいることを聞く。浪馬は、昔からそれにうすうす感づいているようだった。たまきと同郷のふみは、二人の子供時代に遡ることにその“誰か”の鍵があると思いたまきを帰省に誘うのだった…。