浅草の老舗・染谷旅館で先輩見習いの和山裕樹(池田彪馬)らとともに板前修業に励む鶴岡依音(井頭愛海)。幼い頃先代の板長だった父を亡くし、悲しみに暮れていたところに光を与えてくれた若旦那・染谷雪斗(高野洸)を尊き“推し”と崇め、美しく仕事熱心な姿をみて密かに想い続けていた―。 そんなある日、憧れの若旦那様がお見合いすると耳にしショックを受ける…。「結婚しても推しは推し!」となんとか気持ちを切り替えた依音だったが、銭湯から出ると依音を待ち伏せする風呂上がりの雪斗の姿が…!二人でいるときは名前で呼んでほしいと急接近する雪斗。夜道を心配し、そのまま依音の部屋にいくことになり!?職場では冷静沈着で憧れの的の雪斗だが、健気でピュアな依音の前では気持ちを抑えきれずに…。 十年来の想い人との密会に嬉しくも戸惑う依音だったが、翌日の朝大旦那・染谷和寿(大和田伸也)や専務・雉真怜(後藤大)の前で雪斗から突然のプロポーズを受けて――。 老舗旅館の若旦那×板前修業中のピュア女子♡過保護で甘々な“溺愛”新婚生活がスタート!
正式に夫婦となった雪斗(高野洸)と依音(井頭愛海)。甘々な新婚生活が始まるかと思いきや、板前修業と一からスタートの若女将としてのお勤めに精一杯の依音は、雪斗と寝室も別で夫婦らしいことが何もできておらず寂しさを感じていた…。 一方雪斗は依音への愛を深めつつも、経営者としての責務に追われる日々。そんな中従業員から自分たちが仮面夫婦だとウワサされていることを知った雪斗は、専務の雉真(後藤大)にスケジュールを変更してもらう。その足で仲居頭・藤川須磨子(小林綾子)のもとで華道を学ぶ依音を迎えに行き―。 浅草デートを満喫した二人はその夜、隅田川でお互いの想いを確かめ合う。普段は見せない甘い表情の雪斗に終始ドキドキの依音だったが、初めて一緒に布団で寝ることになり―!?
染谷旅館の専務・雉真(後藤大)から新席披露の場で懐石料理を一品用意するよう任された依音(井頭愛海)。「雪斗(高野洸)さんに迷惑はかけられない」とプレッシャーを感じながら、一人深夜まで試作に励む。そんな一生懸命な依音の姿を見て愛おしく思った雪斗は、手のキズに薬を塗ってあげたり、金平糖をあげて抱きしめたりと、過保護なほど甘々な行動に…!? 新席披露の当日、大手電機メーカーの会長でお得意様の松坂様が来賓。初めは依音の料理を拒否する松坂様だったが、雪斗のサポートもあり、依音の努力が認められて大満足で帰っていただくことに成功する。 その日の夕方、恥じらいながらも初めて依音からの「好き」をもらった雪斗は、依音の可愛さに耐えきれずに…。