大学3年の秋、狩野純(夏菜)は宮古島へ戻ってきた。実家のホテルを自分に継がせてほしいと父に頼むためだ。純の夢は、かつて祖父が経営していた頃のように、実家のホテルを居心地の良い「まほうのくに」に戻すことだった。だが父・善行(武田鉄矢)と大ゲンカになり、「うちよりでっかいホテルの社長になってやる」と宣言して家を飛び出す。半年後、就職試験のため大阪を訪れた純は、奇妙な青年(風間俊介)と出会う。