会社会長・中沢宗平(石田太郎)の遺体が発見された。自他殺両面で捜査が開始される中、糸村聡(上川隆也)は宗平の背広のポケットに入っていた「友へ」と書かれたカードの鑑定を依頼する。 織田みゆき(貫地谷しほり)の調べで、事件の数日前に宗平に同窓会通知を届けに来ていた土屋友也(仲野文梧)が、店の経営に行き詰まり自殺していたことがわかった。土屋の妻によると、土屋は借金を頼むつもりだったが言い出せずに帰宅。それでも宗平との再会を素直に喜んでいたという。「友へ」は土屋のことに違いないが…。 携帯の写真から、宗平が孫の中沢茜(水沢奈子)と一緒にいた可能性が浮上した。鑑定結果「友へ」の文字も茜の文字に酷似。茜は宗平が母の中沢理恵(中原果南)を追い出して以来、宗平を憎んでいたはず。糸村は、理恵に茜の居場所を聞くが、理恵はなぜか苛立ちを露にする。 茜が父に残した留守電の音声に疑問を抱いた糸村は、日本音響研究所の江藤奈津子(水野真紀)に鑑定を依頼。そこから意外な事実が浮かび上がる…。 嫌われ者の宗平が持っていた「友へ」のカード。その意味とは?