30歳の博の誘いで、「宇宙エレベーター競技会」に参加した里花。300メートルの高さまで自作のクライマーを揚げる競技で、博たちの作ったクライマーは見事にゴールします。しかし、その会場にまたしても40歳の博が現れ、里花は決着をつけるべく、改めて二人で会う約束をします。一方、担当する作家・日高が権威ある芥山賞にノミネートされますが、選考委員の作家・濱田(はまだ)は日高の作品を一切認めていませんでした。