2021年、99歳で亡くなった瀬戸内寂聴。その生涯ははまさに波乱万丈。25歳で夫と娘を残して出奔。有名作家となった後も不倫の恋に身を焦がす。1973年、突然の出家は世間を驚かせた。晴美から寂聴へ、その真相はいったい何だったのか?寂聴最後の恋の相手とされる“全身小説家”井上光晴の存在。父と母、寂聴の常識では考えられない三角関係を娘・井上荒野が小説に書いた!女の性と業がぶつかり合う、愛と煩悩の物語!