この男がつくる映画はいつも物議をかもした。世間に衝撃を与える問題作を次々と世に問うた映画監督・大島渚。「日本の夜と霧」の上映打ち切りに抗議して松竹を退社、「愛のコリーダ」ではわいせつか?芸術か?大論争を巻き起こした。その大島が1983年カンヌ国際映画祭の大本命に目されたのが「戦場のメリークリスマス」戦時下における敵同士の男と男の愛を描いた。最前線で戦い続けた大島渚を妻小山明子、崔洋一らが熱く語る。