「芥子という兎」 『かちかち山』のあの兎こと、芥子。ニホンノウサギのメスだが、絵本の場合は仇討ち話からしてオスっぽく見える。それは芥子の硬派な気質によるところが大きく、友人の兎たちからイケオスが来るからと合コンに誘われても、そんな浮かれた場に大兎撫子は行かぬと一蹴するほど。しかし今日に限って、断ったはずの合コンの頭数合わせに、もう一人誰かを誘っていかなくてはならなくなる。困った芥子が合コンに誘った相手とは? 「範疇」 風呂敷包みを金棒に下げやってきた鬼灯が、甘味処の縁台で何かをぼんやり見つめる芥子に気づく。元上司が牛頭さんとデートをしているのです。と芥子が指さす向かいのカフェのテーブル席には、何やら話す白澤と牛頭の姿。白澤はどこからどこまでOKなのかと思っていた芥子だが、牛頭を受け入れている時点で牛目はOKなのではと鬼灯は判断する。はたして、女の子はみんな可愛いと言う白澤の範疇は一体どこまで広いのか?
Name | Type | Role | |
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Midori Gotou | Writer | ||
Kazuhiro Yoneda | Director |