「花園ゆり子の新連載を取って来い!」と、夏世(釈由美子)が編集長の田丸(田中哲司)からゲキを飛ばされていた頃、田中(寺島進)も会社の副社長命令で、イベントで花園のサイン会を開催するように言われる。 後日、片岡家に出向いた夏世は四兄弟から、思いもよらない提案を受ける。なんと、花園になりすましてサイン会に出ろというのだ。 無理だと言う夏世に、新連載を受けてもいいと交換条件をチラつかせる航。結局、夏世は押し切られてしまい、その日から花園になりきるためのレッスンが始まる。サインの練習から、所作やお茶に至るまで兄弟たちの厳しい指導のもと、なんとかそれらしく振舞えるように。 そしてイベント当日、会場である“花園町”へと出かけていく夏世たち一行。次第に夏世も、その気になってきた。夏世が控え室にいると、女の子が来てサインと握手を求めながら、自分も花園のような素敵な漫画家になりたいと、目を輝かせて夏世に夢を語る。その姿に夏世は胸が痛くなる。そしてその頃、客席には偶然にも亮子(真矢みき)の姿が…。夏世は、先ほどの女の子の夢を台無しにしてしまったことを悔い、これ以上人を騙したくないと、サイン会の中止を訴えるが・・・。