修は貴子の命令で宝石店に押し入り、多額の宝石類を強奪するが,途中子供にケガをさせたことから仕事は思わぬ方向に進んでしまう…。
恵子という女性のボディーガードの仕事を依頼された修。おいしい話と思いきや、実は恵子は銀製の高級洋食器の盗難事件にからんでいた。さっそく首を突っ込む修だが…。
修は、あるストリップ劇場に潜り込む。家出した財閥の令嬢である看板ダンサーを実家に連れ戻すためだ。しかし情にほだされ命令をなかなか実行できない修に苛立った辰巳は新たな計画を…。
修は、冷凍えびの抜荷事件を調べるため、ある小さな港町に派遣された。ある晩、場末のバーで修は殺し屋に狙われたが、居合わせたヌードスタジオの梶という男に救われた。しかし…。
修と同じ綾部探偵事務所の下請け調査員・信雄が何者かに毒殺された。修や亨は彼らが麻薬ルートの調査を行った千早組の仕業ではないかと考える。数日後、満男がサウナで毒殺された…。
修は、国際的な名画窃盗団に狙われている時価2億円の“六月のマドンナ”を美術館から盗み出し、ニセ物とすり替えろと命令される。既に美術館には亨が警備員として潜り込んでいた。
修のペントハウスに、弟分の亨が別れの挨拶にやってきた。地方の自動車修理工場に住み込むという。そんな時、貴子から自動車泥棒の調査の仕事がきた。早速調べてみると、犯人は…。
今回は、修が偽札事件の解明に乗り出す。事件を探っていくうちに、容疑者として印刷職人の老人が浮かび上がるが、修はこの老人を知れば知るほど同情せずにはいられなくなってしまい、ついには助けてしまうが…。
修が画家の磯崎から殺人を依頼される。まず妻を殺し、続いて愛人を殺せというのだ。修は探っていくうちに、自分が母親のように慕っている貴子が、磯崎と恋仲であることを知り、怒りに震える。
ある電気会社の金庫から秘密書類を盗み出すように指示を受けた修と亨。仕事は見事失敗。そのおかげで会社の内部抗争に巻き込まれ、変質者の殺し屋に命を狙われる。
修と亨は、億万長者の遺産相続人として名乗りをあげた2人の女性の真偽を確かめるために手分けして確認にあたるが、酒を飲まされたり、色仕掛けにあったりと、散々てこずらされる…。
亨と辰巳が、1億4千万円を横領した商社マンを追う。犯人は、海外へ逃げるためパスポート偽造の名人を訪ねて熱海に潜入。2人はそれぞれ別人を装い、横領犯を追う。
修と亨は命令により、大手カメラ・メーカーの社長令嬢を誘拐する。 ところが、これがまったくのお嬢様育ちで、羽根ぶとんでなければ眠れない上、食事も特別注文。仕事上、無げにもできないし…。
正月を息子の健太と過ごすため、修が息子を預けてある妻・菊絵の故郷に行くと、健太は菊絵の姉・照代に引き取られていた。照代は、自分を捨てた男を脅すダシに健太を使おうとしているらしい…。
島岡財閥の一人息子誘拐事件の調査を命じられた修。その息子が最近、かなり年上の女と付き合っていたことを、亨が信彦の同級生から聞き込んできた。その年上の女、キャバレー歌手のミツコをマーク するため、修と亨はキャバレーにボーイとして潜入する。
修はディスコで知り合った少女と一夜を共にする。修にとってはゆきずりの相手だったが、 少女は真剣に修を愛してしまう。一方、修は仕事で、ホストクラブに潜入。修は客に大モテし、ホスト仲間の嫉妬をかうのだが…。
遊園地を経営する会社に内紛があり、会社乗っ取りの首謀者を探り出すため、修と亨は遊園地の従業員として潜入することになる。必死に会社再建を考える女社長の久美子は、妹のマサ子を専務と結婚させようとしていた。
ボクシングジムの強制立ち退きの仕事を依頼され、練習生としてジムに潜入する修と亨。亨はジムの評判を落とそうとチンピラに喧嘩を売るが、逆にスリを捕まえて評判を上げてしまう。その上、思わぬボクシングの才能を指摘され世界を目指してしまう始末だった。
亨は恋人のクラブホステス・明美をコールガールに仕立て、ペントハウスをジュータン・バーに改装してあやしげな商売を始める。それを知った辰巳は、修たちに板倉建設社長のおい落し計画としてのスキャンダル作りを指示。明美と板倉の濡れ場を隠し撮りした修は、直接、板倉をゆすりにかけようとする。
修のペントハウスの前に5ヶ月の赤ん坊が捨てられていた。困った修と亨は小児科医・藤谷に相談する。 そんな時、修は行きつけの寿司屋の主人・大谷の妹で、仙台の大学に行っているはずの令子とばったり出会う。大谷も令子が黙って大学を辞めていた事を知って行方を探していた。
修と亨は、辰巳からハイウェイ成金・松本吉次郎の裏預金を探れと命令される、吉二郎は莫大な財産を裏預金していたのだが、戦時下のラバウルの幻影と共にボケの世界に入ってしまったために、 どこの銀行にどんな名義で預金したかをすっかり忘れてしまっていたのだ。
華道藤宮流の家元・葉子は両親をなくしたばかり。その上、落馬事故で体が不自由だった。そこにつけこんだ葉子の叔父で理事長の藤宮は、息子との結婚話を無理矢理進め、名実共に藤宮流の掌握を企んでいた。見かねた事務長の依頼で、修と辰巳が結婚式場から葉子を連れ出すが…。
若い女子工員・チャコが水死体で発見され、自殺と断定される。しかし、チャコは結婚を目前にしてお り、しかも身重の体だった。修と亨は母親の依頼で、死因調査を開始する。修らはかつての同僚で、恋人を横取りしたという噂があるバー勤めの女・広美を探るが、その帰途、広美と同棲中の大学生の中岡に襲われる。
修は銀竜会の胴師として賭場のイカサマを命令された。その裏には組長・小谷率いる銀竜会の信用を落とそうとする金竜会・大月と、銀竜会の幹部でありながら組を裏切ろうとする村田の計画があった。そんな時、修を訪ねて小学校の後輩加代子が上京してくる。
修と亨は、物価値下げ運動の旗手として庶民の人気を集めている作家・高山波太郎の身辺を探っていた。高山の愛人・弘子が、最近高山の様子がおかしいと、学生時代の友人である貴子に相談してきたのだ。修は弘子の部屋で高山と会うが、その同じ時刻に、亨は自宅にいる高山を目撃する。
ペントハウスが突然、取り壊されることになり驚く修。綾部事務所は全員姿を消していた。海津警部によれば、政界がらみの汚職事件に事務所が関与し、手配されているという。修は京子から貴子が修を連れて海外へ逃亡しようとしていると聞き、風邪で高熱を出しながらすがる亨を振り切って、出て行こうとするのだが…。