昭和24年、ナツは商売にたけた山辺康夫(北村一輝)の才覚を見込んで結婚、会社を拡大していく。
一方、ハルのもとへかつての農園の仲間だった山下拓也が訪ねてくる。そして、彼のプロポーズを受けふたりは結ばれる。昭和34年、父忠次が亡くなった後、一家はサンパウロ郊外に移り、菊作りを本格的に手がける。ハルのふたりの子も手伝うようになるが、長男がハルの反対を押し切ってブラジル人と結婚。ハルも新たな時代を迎える。
日本のナツの会社は東京に進出、ナツは大会社の社長を長年務めていくのだった。
現代。全てを語り合い、わだかまりがとけた姉妹は、固くお互いの手を握りしめる。そして、ハルはブラジルへ帰り、再び別れ別れとなったふたりだったが…。