寅次郎(伊勢谷友介)が学びの場を作ったことで、囚人たちは生まれ変わり、野山獄に希望があふれ始めた。文(井上真央)は、兄を獄から出したいと考えていた。そのすべを知らない文は、女囚の高須久子(井川遥)に相談、誰かを味方にという助言通りあるものを伊之助(大沢たかお)に託す。文の思いと寅次郎の存在の大きさを改めて知った伊之助は、寅次郎の赦免のために奔走する。しかしそれは大きな波紋を呼ぶ。一方の寅次郎も…。