慶応元年 六月。西本願寺に居を移し、京都の巡察を続ける新選組に、「新選組を騙る賊」が頻繁に 現れているとの報告がもたらされる。時を同じくして将軍家茂の上洛と警護の任が新選組に下り、 土方達は事件の解決を急いでいた。 そんな中で「千鶴に似た人影」の手引きにより新選組屯所から羅刹数名が脱走。 さらに会計方の酒井とともに市中へ出向いていた千鶴が騒動に巻き込まれ、行方不明となってしまう。 新選組を取り巻く様々な事件は偶然か、それとも…