世界王座を狙う鷹村のお膳立てをするかのように、セミファイナルで1ラウンドKO勝ちを果たした一歩。試合終了後、報告をするため鷹村の控え室に行った一歩は、伊達を始め、各階級の日本チャンピオンがそろって詰め掛けているのを見て、ビックリ。日本中が応援している、と改めて伊達に励まされた鷹村は、鋭い目付きで必勝を誓った。 最後に、鴨川から“積み上げたものが拳に宿る”と言う言葉で勇気を注入された鷹村は、一歩や青木、木村らとのトレーニングを思い浮かべながら、控え室を出て、リングへと向かった。 会場は、16戦16勝16KOの鷹村の世界挑戦に、異常なまでの盛り上がりを見せていた。割れるような歓声を受けながら、ロープを飛び越えてリングに立った鷹村は、拳を高々と振り上げて観客に応える。 次いで姿を見せたチャンピオンのホークは、派手な衣装のホークガールズを従えて、華やかにリングに向かった。観客の罵声が渦巻く中、悠々と不敵に進むチャンピオン。鷹村は、そんなホークをリング上からにらみつけた。 やがて、両者がリングに上がり、リングアナによる選手紹介が行われた。その時になっても、ホークは、“鷹村Tシャツ”を破く、余裕のパフォーマンスを見せる。青木と木村は、ほとんど練習をしていないとの噂のホークの体が、威圧感を感じるほど鍛え上げられているのを見て、ア然となった。 全てのセレモニーが終わり、それぞれのコーナーに分かれる鷹村とホークの“二羽の鷹”。そして、いよいよ試合開始のゴングが打ち鳴らされた。
Name | Type | Role | |
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Kazuyuki Fudeyasu | Writer | ||
Sei Moriwaki | Writer | Screenplay | |
Jun Shishido | Director | ||
Takahiro Natori | Director | Episode Director |