良多(阿部寛)は森で見つけた小さな赤い三角帽子が気になって仕方がない。こっそり一人で手がかりを探すが、治(西田敏行)に見つかり歯の治療をされるはめに。治はクーナの存在を否定し、栄輔(夏八木勲)のクーナ探しもお金目当てだったのだろうと言う。 そんな中、良多は表紙に「クーナ」と書かれた古いノートを見つける。そこには栄輔の字で、良多が森で拾ったものとそっくりな赤い帽子のイラストが描かれ、見覚えのない空き地の写真が一枚はさまっていた。神社や廃墟など父の来たであろう道を歩く良多。ふと顔を上げると、目の前に菜穂(宮﨑あおい)が現れ... その頃、治はひとりでやってきた萌江(蒔田彩珠)からクーナを見たかと問われ、素直に答える。さらに、探してみるか?と萌江にやさしくほほ笑む。 良多に対してとはまったく異なる態度をみせる治の心のうちは...