全国の家庭に新鮮な野菜や食材キットを届ける「オイシックス・ラ・大地」。コロナ禍で会員数を伸ばし、いまや約45万人に増えた。特に、食材が下ごしらえされた状態で届けられるキットは大人気。"時短"になるだけでなく、家庭でひと手間を加えることで"手作り感"も出ると好評だ。これを支えるのが、女性を中心としたレシピ開発チーム。いま挑んでいるのが、社会的に大問題となっている"フードロス"の問題だ。大量に捨てられる食材や端材を使って、おいしい料理を作ることができないか。女性チームが早速動き始めた。さらに、3年前発足した「グリーン戦略室」。捨てられる食材を使って売れる商品に変える開発力を見込んで、フードロス問題に悩む企業からの注目が集まっている。捨てられる食材を驚きの一品に変える、その現場に密着する。サステナブルな社会の実現が求められる中、オイシックスが目指す、時代に合った"新たな食卓革命"、その全貌に迫る。