経済の発展と共に増加した食品廃棄物。そのうち、本来食べられるのに棄てられてしまう「食品ロス」は、年間522万トン(令和2年/農林水産省)。日本人1人当たり1年で約41キロ、毎日ご飯1杯を捨てていることになる。そんな中、「食品ロス」の削減を目指し、画期的な取り組みを進めているスーパーがある。打ち出しているのは、「量り売り」や「売り切れ御免」「欠品OK」など、これまでのスーパーの常識を覆すもの。しかも、ただロスを減らすだけでなく、余った食材を美味しく"食べ尽くす"ことにもこだわる徹底ぶり。そこには家庭でも取り入れられるヒントが。「食品ロス」削減の国際的な機運が高まる中、その先頭を走る人々の奮闘を追う。