この夏、ようやく海外旅行が再開。だが、2年以上にわたるコロナ禍の影響は、あまりにも大きかった。ガイドブックの代表格『地球の歩き方』は、売り上げが9割も減少。ついには編集部ごと他社へ譲渡されてしまった。そんな中、意外な突破口を見つけ出し、復活にかける。一方、中国人観光客の"爆買い"で有名な免税店「ラオックス」。客が途絶え、24あった店舗は、わずか1つに。再起の切り札は、培ってきた「アジアの人材力」だった。降りかかる災いの中、新たな"強み"を生み出し反転攻勢をかける人々を追う。