新型コロナの感染拡大で、最も厳しい目を向けられたのが居酒屋業界。2019年12月時点で主な居酒屋チェーンの店舗数は7200店ほどあったが、外出自粛やテレワークの普及などにより、2021年末には1356店舗が閉店し20%近く減少した。生き残りをかけ大手居酒屋チェーンは、何でも揃う店舗から焼肉や唐揚げ、バーガーなど専門店に次々と業態転換を図っている。中でも大量閉店で街から消えていった居酒屋「金の蔵」は、これまでにない試みで業態転換を目指している。静岡の沼津漁港から届く新鮮な魚を扱う鮮魚店で買い物客を狙いながら、飲食もできるという新店舗だ。オープンまでの半年間に独占密着取材、果たして成功するのか・・・。