私たちの生活を大きく変えた新型コロナウイルス。今回は、通勤・通学の足である鉄道会社の今と今後の戦略を取り上げる。人の移動が制限され、利用客が激減、かつてない危機に陥っている鉄道会社。東京を中心に日本の交通網を支える東日本旅客鉄道(JR東日本)は、民営化以来の最悪となる4500億円もの赤字を出す見通しを発表したが、"コロナの先"を見据えた新たな戦略を次々と始めていた。社員5万人を率いるJR東日本のトップ、深澤社長に直撃すると、「これからの駅は切符を売る場所ではない。役割をどんどん変えていく」という。それは一体どういうことなのか?コロナ禍を生き抜く闘いの現場を追った。