今回のガイアは「やきとり大吉」に注目する。新型コロナで飲食店の廃業や閉店が相次ぐ中、大吉は新規出店を続け、その多くが繁盛している。コロナをきっかけに大手企業や国家公務員を辞めて、大吉の店主を志す人もいるという。大吉はフランチャイズで全国640店を展開。店舗数は大手焼き鳥チェーンの「鳥貴族」より多い。ただ、店は駅前や繁華街にはなく、周囲に飲食店がない住宅街などにポツンとある。店内はカウンターとテーブル合わせて20席ほどと狭く、夫婦や親子など2人で経営している店が多い。大吉本部の社員はわずか13人。大手チェーンのように地域を統括するエリアマネジャーはおらず、食材を一括調理するセントラルキッチンもない。すべて「店主」にお任せだ。それなのに、コロナ禍でも繁盛し続ける秘密はどこにあるのか。ベテランから新米まで、大吉を支える店主たちに密着して、その秘密を明らかにする。