メード・イン・ジャパンの「家電」が世界を席巻した時代から四半世紀。小さな家電メーカーが、独自の道で勝負をかけようとしている。東京・台東区にある「シリウス」は、社長の亀井隆平さんを含めて、わずか17名の中小企業。「今ないものを作る」を掲げ、ヒット商品を開発してきた。実は亀井さんは、「三洋電機」の元社員。かつて画期的な製品を生み出してきた三洋電機は、2011年にパナソニックの完全子会社になり消滅。人一倍、愛社精神が強かった亀井さんは、三洋電機のものづくりの精神を受け継ぎ、奮闘している。そんな亀井さんが、「世界中で売りたい」と心血を注ぐ新製品の開発に密着。"ニッポン家電"は、再び世界へ羽ばたけるのか?小さな家電メーカーの挑戦を追った。