円安や原材料価格の高騰で苦境に立たされる企業が増えるなか、商品力や新たな販売方法を武器に海外輸出に活路を見出そうと動き出したメーカーがある。あずきバーで知られる井村屋が挑むのはアメリカ。「甘い豆」を食べる習慣のない市場をどう開拓するのか?「金属加工」の街として知られる燕三条エリアのハサミメーカーが挑むのは台湾。その技術を生かしたピーラーは高品質だが高価格が課題。廉価品が広がる市場へどう売り込むのか。円安を逆手にとり、今こそ世界に打って出ようとする企業の取り組みに密着する。