幽霊蔵から運び出した徳川の隠し金三万両とともに、蔵人に捕らえられた弁蔵。宗次は蔵人の隠し蔵に弁蔵がいるとにらみ、お銀と助けに行く。予想通り、蔵には捕らえられた弁蔵がいたが、弁蔵にはある秘策があった。蔵人を罠にはめる計画を進める壱師に、甚三郎の魔の手が忍び寄り、悲劇が起こる。過酷な運命に巻き込まれるふたがしら。弁蔵、宗次のそれぞれの信念を懸けた壮絶な戦いが始まる……。