はるは他人の顔色をうかがってばかりで、本音を話せる友だちは1人もいない。一方、同級生の優樹菜は、いつも1人だが堂々としている。自分も優樹菜のようになりたいと思っていると、銭天堂にたどり着き、『おおらか落花生』をすすめられる。食べた人におおらかさをもたらす駄菓子で、心にゆとりを持てば、人の顔色も気にならなくなるという。はるはこの駄菓子を買って帰るが……。