再開発が進む渋谷。建設中のタワーマンションの地下工事現場から人型の棺に納められた若い女性の遺体が発見された。体を包帯でぐるぐる巻きにされ、両手は胸の前で組まれている。驚いたことに、その遺体の女性は、まるで生きているかのようだった。 考古学研究所の一室。HIDE(秘匿事件課)に置かれたテレビは、女性の遺体を発見した二人の作業員がインタビューに答える姿を映し出していた。作業の手を止め、轟日見子(高梨臨)や古澤尊史(豊原功補)とともに画面を見つめる加々美稜真(成田凌)。不可解な事件に言葉が出てこない。この数時間後、テレビに映る二人の作業員が、女性の遺体が発見された工事現場で謎の死を遂げることを、まだ誰も知らない。