ヘラブナのメッカ、おっぽり沼に押しかけ弟子の正治とともに訪れた三平は、沼の埋め立て計画のために訪れた測量隊と出会う。一平爺さんが地主に掛け合うも、まともに取り合ってはもらえない。そんな中、三平は真っ赤な体色の鮒、金魚のルーツと言われる緋鮒を釣り上げる。学術的にも貴重なこの魚の保護を名目にすれば、沼を埋め立てから守れるのではないかと三平たちは狂喜する。