やんちゃなところもあるが、正義感だけは誰にも負けない18歳の青年・朝比奈大吾(山田孝之)は、難関の消防官試験を突破し、半年間のハードな訓練を経て、消防学校を卒業した。 大吾がポンプ隊員として配属されたのは、東京郊外にある千国消防署めだかヶ丘出張所――通称“め組”。大吾が生まれ育った町を守り続けてきた消防署だ。 めだかヶ丘出張所には、しっかりしていてちょっと強気な機関員・園田まひる(内山理名)と、救急救命士を目指す新人救急隊員の近藤純(ミムラ)というふたりの若い女性や、大吾の消防学校時代の先輩・甘粕士郎(塚本高史)がいた。甘粕は、大吾が消防学校時代、何かにつけぶつかってきたライバルでもあった。