のび太とドラえもんがパパとさんぽをしていると、一台の車がとまり、中から出てきたおじさんがパパに声をかける。そのおじさんは日本を代表する画家の柿原(かきはら)先生で、パパによると先生は昔この近くに住んでいて、パパはそこに絵を習いに行っていたのだという。 いまはなんと1まい6000万円もする先生の絵だが、パパが習っていたころは1000円でも買い手がつかず、ひどいびんぼうくらしをしていたらしい。買っておけばよかったというパパの言葉を聞いたのび太は、『タイムマシン』で昔に行き、先生の絵を買うことを思いつく。 ママからおこづかいを前借りしたのび太は、ドラえもんとともに、パパが絵を習っていた時代へ。そして、先生のアパートを見つけると、絵を買いたいと申し出る。よろこんで売ってくれようとした先生だったが、のび太が持っていた現代(げんだい)のお金を、おもちゃのお金だとカンちがい。のび太たちは追い返されてしまった…! 現代にもどってきたのび太は、スネ夫が昔のお金をコレクションしていることを思い出して…!?