仕事を終えた柾樹(内田朝陽)が夏美(比嘉愛未)の家に来る。啓吾(大杉漣)や房子(森昌子)は柾樹の訪問に上機嫌でにぎやかな夕食がはじまる。しかし、結婚の日取りに話が及ぶと柾樹が突然「盛岡に戻って旅館を継ぐつもりだ」と切り出す。そして、夏美との結婚をなかったことにしたいと言う。啓吾に「出て行け」とどなられ、柾樹は深く頭を下げて帰る。夏美は柾樹のあとを追い、決然と「わたし女将(おかみ)になる」と叫ぶ。