キャバクラ『ブルーベルベット』で働く皆川寛子(伊東美咲)に、テレビ局のプロデューサーだと名乗る男(中川家礼二)が近づいてきた。その男は、テレビ番組で寛子の働いている姿を見せて視聴者に焼酎『みながわ』への関心を高め、復活させようと言い出した。寛子は、その提案に快諾する。 勇太郎(森山未來)は、武田育夫(高嶋政伸)、田村愛(榮倉奈々)と宮崎の郷土料理屋で食事中。そして店でテレビを点けるとそこには、寛子の姿が。借金返済のために一生懸命働く寛子を追いかけていたその番組に、関心を寄せる武田と愛。しかし、番組でアパートの部屋の中まで映された勇太郎は大迷惑。 全国放送されたその番組を見て、望月大地(鶴見辰吾)という男が『みながわ』に関心を示していた。また『ブルーベルベット』が映し出され、一緒に映っていた北村さおり(釈由美子)に関心を示す男も…。 勇太郎がアパートに帰ろうとすると、武田もついて来た。放送で感銘を受けた武田は、今夜こそ寛子に告白すると言うのだ。そこに、寛子が小春(濱田マリ)を伴って『ブルーベルベット』から帰宅。武田は小春に、今日こそ寛子に告白すると語るのだが、小春は告白するには武田にはパッションに欠けているという。勇太郎がテレビ出演のことで寛子を怒ろうとすると、寛子は新聞配達のアルバイトに行くとアパートを飛び出して行ってしまった。 番組を見た人たちの声援を一心に浴びる寛子だが、足元をふらつかせて倒れ、勇太郎の病院に担ぎ込まれてしまう。入院した寛子は、ある病室に入るさおりを見つける。そこには北村太一(小室優太