一日の授業が終わっても、どりすは教室に戻って来なかった。心配するのぞみの予想通り、どりすはまだ学生食堂で、「麻婆豆腐だったもの」とずっと向かい合ったままだった。「残しちゃいけんよ」との学食のオバちゃんの言葉に、思い詰めた表情のどりす。だが、遂に意を決して、どりすはスプーンを料理に近づける…!