漫画誌の編集者・和子(吉川愛)は、美しいものが大好き。その一方、仕事や“推し”のことに全力で自分自身のことは二の次になってしまいがちだった。仕事ができて周囲への気遣いを忘れない編集長のあさひ(水野美紀)に憧れている。 ある日、和子は同期のファッション誌編集者・玲さとし(中川大輔)から撮影を手伝ってほしいと頼まれる。撮影現場へ行くと、人気モデルのキラ(桐山漣)が現れる。和子は、キラの美しさに見とれる。その時、キラを追ってやってくる男性がいた。女性と見間違われるほど美しい彼は、和子の高校時代の後輩・周(板垣李光人)。周は、キラのスタイリストをしていた。思いがけない再会に、和子はビックリ。周は和子のことを「僕のずっと好きな人です」と宣言し、いきなり抱きしめる。「ええええ――!?」ますますビックリして動揺する和子…。 仕事を終えた和子が会社を出ると、周が待っていた。和子と周は、お茶をすることに。周は、上京してファッションショップで働きながらキラのスタイリングを担当していた。和子は、美しくなった周をまぶしく感じる。 「頑張れたのは、和子ちゃんに会いたかったからだよ」 周は、和子を追いかけて東京に出てきたのだった。 キラを起用した企画がしばらく続くことになり、和子は再び取材を手伝う。キラはわがまま放題で、和子たちは振り回される。あせった玲さとしが起こしたミスでキラは機嫌を損ね、「帰る」と言い出す。このピンチに、和子がとった行動とは――!?
再会してすぐ周(板垣李光人)から告白された和子(吉川愛)は、「周君のことをもっと知りたい」とお試しで付き合うことに。周は「僕の全部、絶対好きにさせるから」と宣言。一緒にカフェで朝食を食べたり、少しずつ恋人らしいことをしていく和子と周。 一方、あさひ(水野美紀)は、キラ(桐山漣)に「俺の女にしてやるよ」と告げられたものの、まったく相手にしない。自分に落とせない女性はいないと思い込んでいたキラは、あさひの反応に戸惑う。 そんな中、漫画誌『F』でキラの連載が決定。連載内容はキラのグラビアと、彼を主役にした漫画。和子はこの連載の担当を任されるがアイデアが浮かばず、気分もなんとなくすぐれない。それは、生理が来る1週間前の予兆だった。 和子は、周と話していても涙が出てきたり、気持ちが不安定になっていた。異変を感じた周は「何か嫌なことあった?」と気遣うが、和子は理由を打ち明けることができない。 あさひが一人で寿司屋を堪能していると、キラが現れる。あれこれと理由を付けて口説こうとするキラに、あさひは「私、誰とも恋愛したくないので」と言い放つ。キラは、ますます混乱するのだった。 そんな中、キラの連載の撮影が行われる。和子とあさひが立ち会い、周もスタイリストとして参加。その最中、和子がめまいを起こす。顔色の悪い和子を心配して病院へ行こうと言う周に、和子は思わず「やめて、ただの生理だから!」と言ってしまう。どうしていいか分からない周は、ある行動に出る。
和子(吉川愛)と周(板垣李光人)は、キラ(桐山漣)とタレント・ゆうたんの対談に立ち会う。かわいらしいファッションと不思議なキャラクターで人気になったゆうたんは、歌のお兄さんとして子供番組に出演していた。「世界はカラフル♡うさぎさんも、ぞうさんも、みんな違ってマルー!!」と決めゼリフを言うゆうたん。そんなゆうたんの姿に、周も共感するのだった。 対談後、周はキラのマネージャー・高林からスカウトをされる。高林は以前から周の美貌に目を付け、芸能界に誘っていた。和子は大興奮するものの、周はあまり乗り気ではない。 ゆうたんが出演している子供番組にキラのゲスト出演が決まり、和子とあさひ(水野美紀)は収録の様子を取材に行く。子供の扱い方が分からないキラが子供たちを泣かせてしまい、現場は大混乱。子供たちは機嫌を損ねて、収録が止まってしまう。スタッフが右往左往する中、周が子供たちを慰めて落ち着かせる。その様子を見ていた監督に気に入られた周は、キラに代わって番組に出演することに。かわいい衣装を着た周を見て、和子はまたもや大興奮。 周は子供の心をつかんで、収録は順調に進む。そんな様子にゆうたんは嫉妬心を燃やし…。
和子(吉川愛)は、周(板垣李光人)にキスしたことで、「これはもう、セクハラなのでは!?」と激しく動揺する。一方、周は、ぎこちない態度の和子に戸惑う。キラ(桐山漣)は、あさひ(水野美紀)のことばかり考えていた。彼は明らかにあさひに恋しているのだが、周から「いい加減に認めなよ」と言われても、頑なに拒む。 キスのことが頭から離れず、仕事中もぼんやりしてしまう和子。彼女は、境(おいでやす小田)が甘地(遠藤健慎)を叱っているところに遭遇する。境は、ビジネスマナーを知らない甘地がミスを犯したと激怒。しかし、和子が甘地に話を聞くと、彼の言い分にも理があった。20歳以上の年齢差がある境と甘地の世代間ギャップは、簡単に埋まりそうもない。 和子と周は、キラの連載ページの撮影で顔を合わせる。和子はどうしていいか分からず…。そんな中、境の娘・乙姫が編集部を訪ねてくる。乙姫は、しっかり者の小学生。“お父さん、お母さんの働いている所を見てみよう”という学校の課題で、境の仕事を見学に来たのだった。その約束をすっかり忘れていた境は、大慌て。境は妻と離婚し、乙姫を1人で育てていた。和子は境から、キラの撮影に参加させてほしいと頼まれる。乙姫がキラのファンなので、境は彼女に撮影を見学させてやりたいという。 「父親は、子供のヒーローにならなあかんねん!」父として乙姫にカッコいいところを見せたいと意気込む境。和子は、彼の頼みを引き受ける。キラの撮影は順調に進み、境も乙姫にバリバリ働く仕事ぶりを見せていたのだが…
正式に付き合い始めた漫画編集者の和子(吉川愛)とスタイリスト周(板垣李光人)は同じベッドで目を覚まし、一緒に朝食を作るというラブラブな朝を迎える。「好きだよ、周くん」「僕も大好きだよ、和子ちゃん」大好きな人と思いが通じ合う幸せをかみしめる2人…。 一方、編集長あさひ(水野美紀)は、モデルのキラ(桐山漣)からのデートの誘いをキッパリ断ったものの、心が揺れる。キラは、あさひにフラれて落ち込んでいた。そんな中、キラにドラマ出演のオファーが舞い込む。ただし、役柄に合わせて髪を切らなければならないという。キラは自分の“襟足”を非常に大切に思っており、絶対に切りたくないと拒絶。マネージャーの高林(吉田ウーロン太)は、新しい挑戦をする良い機会を逃してしまうのではないかと頭を抱える。 周は高林から、タレント活動を真剣に考えてほしいと持ち掛けられる。子供番組に出演して以来、周は注目されるようになっていた。タレントになることに興味がなかった周だが「新しい価値観を打ち出していこう」と高林に言われ、興味を持ち始める。 和子の出版社では、同期でファッション誌編集者の玲(中川大輔)が、キラを起用した漫画誌とのコラボ企画をファッション誌で行いたいと、あさひに提案する。企画のコンセプトは“新しいキラ”。キラのイメージを変えようとする大胆な玲のアイデアは、キラの事務所側からも承諾を得る。その企画に沿って、撮影が行われることになるが…。
和子(吉川愛)は、タレントデビューを決意した周(板垣李光人)を応援する。周はデビューするにあたって、ユニットを組むことに。周のパートナーになるのは、SNSですでに注目を集めているささめ(草川拓弥)だった。 周は、ささめに挨拶に行く。すると、ささめが「ふざけんじゃねえー!」と激怒していた。リボンがついたフリフリの服を着せられてグラビア撮影中のささめは、自分の衣装が気に入らない様子。周のことも、鋭く睨みつける。 事務所社長の奥田(塩野瑛久)は、周とささめを見て、性別を超えた新しい魅力を持つ新時代のユニットにすると宣言。宣伝用写真のイメージについて「綿菓子のようなふんわりと夢のような空間を作ろう!」と意気込む。周は、独特の感性でまくしたてる奥田に戸惑う。ささめは一転して「最高です、社長!」とご機嫌を取るが、奥田が去っていくとすぐ仏頂面に戻る。 キラ(桐山漣)の告白を拒絶したあさひ(水野美紀)は、キラの連載担当から外れたいと申し出る。キラとの関わりを断とうとするあさひだったが、彼のことが頭から離れない。一方、キラは失恋の痛手を引きずり、仕事にも身が入らない。次回の撮影について説明しても上の空のキラを見て、和子わこは心配になる。 周は、かわいらしいコンセプトで売り出されることに不満げなささめに「僕とユニット組むの嫌だったら、そう言おうよ」と告げる。ささめは、ワイルドなイメージで知られるミュージシャンAKI(黒木啓司)、通称“兄貴”の大ファンで、自分もAKIのようになりたいと願っていた。普段からメイクをしたり、フェミニンな周のセンスが理解できないささめは「俺、ナヨナヨしたヤツ嫌いだから」と言い放つ。2人のユニットは、前途多難で…。
周(板垣李光人)は、子供番組のお兄さん・ゆうたん(永田崇人)と再会。周とささめ(草川拓弥)のユニット・ユニコーンボーイズの初仕事が、ゆうたんと3人でのトークショーに決まったのだ。ゆうたんは、以前周が番組にゲスト出演した際、本音でぶつかりながらも分かり合えなかった因縁の相手。トークショーの話を聞いた和子(吉川愛)は、周が再びゆうたんに傷付けられるのではないかと心配し、出演しない方がいいと止める。 しかし周は、自分と考え方の違うゆうたんとしっかり向き合いたいと考えていた。 「私、助けに行けないよ?」 「僕、そんなに頼りない?」 和子と周の思いはすれ違ってしまい…。 周の意志を尊重したいと思いながらも、恋人を心配するのはいけないことなのかと悩む和子わこ。同期の春菜からは2人の関係が新しいフェーズに入ったのだと言われるが、これまでのラブラブ生活から一転、家に帰るのも気が重くなってしまう。 一方、あさひ(水野美紀)の前に、「はじめまして」とキラ(桐山漣)が現れる。モデルではなくユニコーンボーイズのプロデューサーとしてあいさつに来たのだと言い、トークショーの招待状を手渡すキラ。キラと距離を置く決意をしていたあさひは冷たくあしらおうとするが、キラはあきらめない。あさひとキラの関係は、新しい展開を迎える!? トークショーの準備が進む中、周は、ゆうたんと話し合おうとする。しかし、ゆうたんは拒絶。ささめは、ゆうたんと会ってから周の様子がおかしいと気付き心配する。 周めぐるとゆうたんの溝は埋まらないまま、トークショー当日を迎える。そのトークショーの場に、ある人物が現れ…。