郊外にたたずむ屋敷の庭から9つの頭蓋骨が発見される。百合は、頭蓋骨の眼窩に嵌められたガラス玉を見て、2カ月前、連続殺人事件の容疑者でありながら証拠不十分で釈放され、行方をくらました赤松(ユースケ・サンタマリア)を思い浮かべる。30年前この屋敷で射殺されたのは、赤松の母親、静子(篠原ゆき子)であった。頭蓋骨が皆、母親が殺された部屋を見上げていることに違和感を覚える百合。そんなとき、1本の電話が……。