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留学生

 明治28年(1895年)9月、真之(本木雅弘)は「筑紫」が呉に帰還したのを機に、松山に子規(香川照之)を見舞った。その頃、子規は大学時代からの友人である夏目金之助(後の漱石・小澤征悦)が松山中学の英語教師として赴任しており下宿をともにしていた。帰途、真之が律(菅野美穂)に子規の病状を尋ねると、自分が必ず治してみせると律は気丈に答えるのだった。  やがて、帰京することになった子規は、途中、大和路を散策。句に「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」。  明治30年6月、海軍の若手将校に海外留学の話が持ち上がる。真之はヨーロッパの大国への留学よりも、敢えて新興国アメリカへの留学を決意。真之の親友・広瀬武夫(藤本隆宏)は将来の日露の衝突を予見し、ロシアへの留学を希望する。出発を前に見舞いにきた真之に、子規は命がけで俳句を作ると決意を語る。  留学中、真之は世界的に著名な海軍の戦術家アルフレッド・マハン(ジュリアン・グローバー)に教えを乞い、勃発したアメリカ・スペイン戦争では観戦武官となる機会を得た。その報告書は日本の海軍史上比類なきものといわれている。  一方、広瀬はロシアで諜報活動の役むきも果たしていた。そんな中、海軍大佐の娘アリアズナ(マリーナ・アレクサンドロワ)と知り合い、見事なダンスを披露して喝采を浴びる。  真之はアメリカで新興国の勢いを感じ、伝統にとらわれない合理的な戦術に目を見張ることになる。また、駐米公使の小村寿太郎(竹中直人)から日英同盟の構想をきかされるとともに、英国駐在武官を内示される。  明治33年、(1900年)1月、真之は英

English 日本語 大陆简体
  • Originally Aired December 27, 2009
  • Runtime 90 minutes
  • Network NHK
  • Created July 12, 2017 by
    Administrator admin
  • Modified July 12, 2017 by
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