自宅で最期を迎えたいと望んでも、実際には多くの人が病院で亡くなる日本。今、自然な最期を迎える方法を説く女性が共感を集めている。看護師であり僧侶でもある玉置妙憂さん(53)。夫を看取った体験から臨床宗教師となり、死の間際、肉体と心に起きる変化の詳細や自宅での看取りに必要な準備などを指南している。さらに、アジアで「死の質・QOD」が最も高いとされる先進地・台湾を取材。死は敗北ではないと語る玉置さんと、死にゆく人に寄り添うために何が必要かを考える。