林間学校の初日、長谷川颯真(本田響矢)に手を握られた萩野紫苑(久間田琳加)は、それだけで息の仕方を忘れそうになるほど、17歳の頃と変わらず長谷川を好きでたまらない気持ちを自覚する。そんな紫苑の背中を秋山美月(水谷果穂)は約束通り押してくれるが、美月の長谷川への思いに気づいている紫苑は、長谷川との距離が近づけば近づくほど罪悪感を覚えるようになり、美月は美月で複雑な思いを募らせていく。 一方で長谷川は、紫苑と二人きりになる行動を繰り返すようになる。美月は伊藤香(箭内夢菜)に頼んだおまじないの効き目に納得する反面、次第に本心を抑えられなくなり、いつもの調子を装って三人になろうとする。しかし、長谷川はそれをきっぱり拒否!美月を置き去りにして、紫苑だけを花火に連れ出す。 美月に対する後ろめたさと、長谷川を独り占めできる嬉しさ…さまざまな思いが入り混じる紫苑の頬には、いつしか一筋の涙が。それを見た長谷川は紫苑を…。