大事な一門落語会をすっぽかした小草若は、ついにそのまま姿を消してしまいました。小草若の行方がわからないまま月日は流れ、小草若抜きで草若の三回忌を執り行う喜代美たち。そこに突然、天狗(てんぐ)芸能の鞍馬(くらま)会長が現れます。鞍馬会長は草若の念願だった落語の常打ち小屋作りの話を持ち出し、「一門の一人が草若の名前を継いで襲名披露を行うことを条件に、検討してもいい」と言うのですが…。