病室の草若の前で喜代美は、自分の家族の失敗談を話します。そのあまりの面白さに思わず笑みがこぼれる草若。「お前は落語の世界から抜け出してきたような子や」という師匠のひと言に糸口を見つけた喜代美は、自分の家族をモチーフにした創作落語を生み出します。数日後、草若が1日だけ外泊を許され家に帰って来ました。けいこ場で弟子全員が見守る中、草若は全身全霊で「地獄八景」を演じきります。