若い女性落語家が珍しいこともあり、喜代美はタレントとして重宝されるようになります。仕事が増えて忙しい喜代美の姿に、草々は複雑な思いを抱きます。そして、テレビ出演で初めてまとまった金を手にした喜代美は、仕送りをしようと母の糸子に電話をしますが、母は喜代美たちのために、その申し出をあえて断ります。ところが母の思いをよそに、若い夫婦の間にはしだいに溝ができ始めていました。