大阪に出てきても、なにも変わらない自分の惨めさに、喜代美は小浜に帰ろうと決意します。しかし、そんな喜代美に突然、草々が「ここで一緒に暮らしてくれ」と頼んできました。聞けば「この3年、死んだようだった師匠・草若が、喜代美といると生き生きとした顔を見せる」と言うのです。なんとか小浜に帰ろうとする喜代美に向かって、今度は母・糸子が、大阪に残るように告げます。