清海と仲たがいをしてしまった喜代美は、清海のもとを飛び出してしまいます。あてどなく大阪の町をさまよううちに、喜代美の耳に、亡くなった祖父との思い出の落語の声が聞こえてきます。思わず声の方へ向かった喜代美の前に現れたのは、祖父のような温かさを漂わせる男でした。なにか事情があるらしいこの老人の家で、喜代美はさらに、チンピラ風の男に出くわします。