北町署で、子どもたちを集めた署内見学会が行われた。発案者はもちろん、署長の遠山金志郎(玉木宏)だ。その案内係を命じられた実里(瀧本美織)は、言うことを聞かない子どもたちに手を焼くばかり。すると、その中のひとり・友樹(松浦理仁)が「これでオオカミ男を捕まえられる?」といって手錠を持ち出し、金志郎と南(高嶋政宏)を手錠でつなぐと、何と手錠の鍵を飲み込んでしまう。幸い友樹にケガはなかったが、鍵は自然に出てくるのを待つしかなく、金志郎と南はしばらく手錠で繋がったままに…。
そんな騒動の中、金志郎は、女性の悲鳴が聞こえたという通報に目を留める。金志郎は、通報者の女性を北町署に呼んで話を聞いた。その女性によれば、悲鳴は友樹の家でもある大鳥家から聞こえてきたのだという。友樹の母・真理恵(霧島れいか)に会い、彼女が夫からDVを受けているのではないかと疑う実里。
実はそのころ、南たちは、駅前のマンションで会社社長の愛人が殺害された事件を追っており、社長の弁護士を務める友樹の父親・敦彦(飯田基祐)から証言を得ようとしていた。敦彦にDV疑惑があることを知った南は、いま彼ともめ事を起こすわけにはいかない、と言うと、被害届も出ていない以上何もできないと主張する。「どうしてあげたいですか?」と金志郎から問いかけられた実里は、真理恵の元を訪れるが…。