佐山雅(菅井友香)はセレスト不動産レジデンシャルに勤める敏腕営業マン。晴れて憧れの物件、ピエレットの営業担当になった。そんな中、先輩の九重菜摘(水崎綾女)から、恋人と一緒にピエレットに入居して、生活の様子をSNSに投稿しながらマンションのPRをすることを条件に無料で住める、フリーレント契約を提案される。嬉しくなって恋人の春にその話をしようとした矢先、雅はフラれてしまう…。失意の中、仕事モードに切り替えようとする雅。ある日、ピエレットの内見にやってきたのは、有名なIT企業経営者の堂ノ瀬司(草川拓弥)。物件への愛の溢れた紹介をする雅に司は“ビジネスパートナー”としての結婚を提案する。その条件はなんと、お互い恋愛感情が湧いたら離婚すること。突然の無茶な提案をつい雅は受けてしまい…!?ハイスペ社長に翻弄される“ワケあり”結婚生活が始まる…!
紫臣(井上想良)から呼び出された雅(菅井友香)は、「司じゃなくて俺にしておけば?」と迫られる。予想外の展開に驚く雅だったが、同時にビジネス結婚のことも勘の良い紫臣についバレてしまう。絶望する雅だったが紫臣はビジネス婚のことは秘密にしてくれるという。相手を好きになってはいけないビジネス結婚をするなら、一生恋愛をしないつもりなのかと紫臣に聞かれた雅は、その言葉にハッとさせられ…。さらに、紫臣から、自分と恋愛したら何も縛られずお互い好きと言い合える恋愛ができると伝えられ、複雑な想いの雅。その後、雅と紫臣が家に帰ると、丁度帰宅してきた司(草川拓弥)と出会うが、司は雅と仲良さそうにしている紫臣に嫉妬しているようで…。嫉妬心を抱いた司は、雅のことを意識し始める。一方の雅は、司が同じ会社の副代表の小田島潮(岡本夏美)と親しそうにしているところを目撃する…。
雅(菅井友香)と司(草川拓弥)は婚姻届を提出するための準備を進めていた。ある日、紫臣(井上想良)や潮(岡本夏美)も交えて、4人で結婚祝いをすることに。司と潮の仲睦まじい2人の様子を見て、雅は潮が司の元カノなのではないかと疑うが…。司のことを好きになってしまった雅は、好きになったら即離婚というルールに悩まされていた。そんなある日、司の誕生日が迫っていることに気づいた雅は、ささやかなサプライズを計画する。一方、司は雅と過ごした日々の思い出が増え、雅のことを好きになっている自分の気持ちに確信を持つ。そんな気持ちを表には出さないが、司は雅に対してより積極的になっていく。しかし、雅は潮の存在やビジネス婚のルールが頭をよぎり、司のことを避けるようになる。そんな中、二人はついに婚姻届を提出する日を迎える―。
雅(菅井友香)は、潮(岡本夏美)と司(草川拓弥)の仕事中の様子や信頼関係を見て、自分より潮の方が司とのビジネス婚にふさわしい相手なのではないかと考えてしまう。そんな中、潮から、雅と司の夫婦に雑誌の取材依頼が来ていることを伝えられる。取材を受けることになった雅と司は、ビジネス婚がバレないよう入念に準備をすることに。取材当日、雅と司は、互いに好きな気持ちがバレないよう、憧れの夫婦像を演じるように、記者の質問に答えていく。取材中、夫婦円満な夫を演じる司を見て、雅は司も自分のことが気になっているのではとつい期待してしまうが、取材後、雅に本心を探られた司は強がって全部演技であると雅に伝えてしまい…。好きになったら即離婚というルールに苦しみ耐えきれなくなった雅は―。
雅(菅井友香)が家を飛び出し泣いていると、そこに紫臣(井上想良)が駆け寄ってくる。司(草川拓弥)のことを好きな気持ちが抑えられなくなり家から出てきたと言う雅に、紫臣は、司のことを好きになるのをやめて、自分ではだめかと、雅への想いを伝える。紫臣になら、素直に自分の気持ちを伝えられるかもしれないと考える雅だったが、これまで司と過ごしてきた楽しい時間が思い出され、司への想いを再確認する。そこに、司が雅を探してやってくると、司は雅と紫臣が一緒にいることにショックを受ける…。家に帰り、気まずい雰囲気の中、話し合おうとする2人だったが想いはすれ違うばかり。そんな雰囲気のまま、翌日の結婚式リハーサルを迎えることに。雅はリハーサルの日に向けて、ついにある決断をする―。
雅(菅井友香)に告白された司(草川拓弥)は、自分も雅のことが好きだと言いかける。しかし、今までの恋愛同様、この恋愛にも期限があるはずだと考えてしまう。「お互いに恋愛感情が湧いたら即解消」のルール違反をしてしまった雅は司に離婚してほしいと伝え、2人は距離を置くことに。司が家を出ていくことになり、一人で暮らすことになった雅は、寂しさを感じながらも仕事に邁進する。そんなある日、司から雅に誕生日プレゼントが送られてくる。自分だけの片想いだと思っていた雅は、司の考えがわからず困惑する。一方司は、雅に自分の気持ちを伝えられずに苦しんでいた。雅を幸せにできる自信が持てず、悩み続ける司を見た紫臣(井上想良)は司に対して今まで思っていた心の内をぶつける。紫臣の言葉に司は気持ちを動かされ―。