於一(宮﨑あおい)のもとに、斉彬(高橋英樹)から一揃いの「日本外史」が届く。喜んで史書を読みふける於一に、菊本(佐々木すみ江)は、女の幸せは良い嫁になることだと説く。そんな折、忠教(山口祐一郎)が、息子の右近(加治将樹)が於一に一目惚れし、結婚したいと言っていると忠剛(長塚京三)に伝える。忠剛は、忠教の家との縁組は斉彬に誤解を与えるのではないかと気を揉み、どうしても前向きになれない。忠敬(岡田義徳)から於一の縁談を聞いた尚五郎(瑛太)は激しく動揺する。尚五郎は於一が結婚をどう考えるのかと尋ねるが、於一は日本一の男と結婚したいと答えるのみだった。その頃、アメリカ帰りのジョン万次郎(勝地涼)が薩摩に招かれていた。万次郎と会った尚五郎は、アメリカでは家の間で縁組を決めるのではなく、好きな相手と結婚出来ると知る。勇気を得た尚五郎は、ついに忠剛に直談判し、於一への思いを打ち明ける…。